公共政策ラボ 会員募集再開!

2度目の住民投票に向けて

市民の力で大阪市が残った。

11月1日に投開票が行われた住民投票については、もう、皆さんご存知の通り、前回よりも投票率が低い中で、前回以上の差をつけて大阪市が残りました。しかし、市民を分断したことは、前回と変わりません。

新型コロナ禍がもたらしたものは、このトップページで以前書いた「地縁・血縁から切り離された個人が「公共」という新たな関係性(アソシエーション)のもとで自立的につながる、そういった社会の創造が求められており、行政が果たす役割も鋭く問われている。」との必要性が高まっているにもかかわらず、万博・カジノといった「成長戦略」という絵に描いた餅に引きずりこもうというのが維新の会の方向性であり、それに気づいた人の方が多かったことで、130年以上の歴史あるまちを守ることができました。。

「大阪・市民交流会」としての活動

本当に多くの大阪市民、そして、周辺都市からも連日ボランティアの皆さんが駆けつけてくださって、大阪市が残りました。
今後様々な意見、コメントがあちこちで出ると思いますが、前回でた、「シルバーデモクラシー」というような、さらなる分断を狙う言説に惑わされることなく、政令市NO.1の実力がある市として、積極的な国への働きかけや、少子超高齢化社会での自治体の在り方、そして実力のある市ならではの環境問題への取り組み、SDGsを実体化する試みなど、意欲次第で世界に誇れる街づくりが可能なのが、大阪市だと思います。今夜は頂いたメッセージすべてに返信することはできませんが、応援いただいた皆さん、ご協力いただいたボランティアの方々へのお礼を込めて、ご挨拶とさせていただきます。

「大阪・市民交流会」のHPはこちら

この公共政策ラボ(PPL)で前回2015年の住民投票の際には私の個人政治団体「翔の会」を通じて様々な「反対票を」という運動を展開してきました。当時の写真や画像はこちら

2度目の住民投票 市民はどう取り組んだのか

2020.11.24

2015年の住民投票の際には個人後援会で「反対票を」という運動を、今回は「大阪・市民交流会」の共同代表の一人として参加した思いを、不定期のブログとして記録させていただきます。

2度目の住民投票の記録として その1
11月1日の午後10時44分。NHKの速報が「反対票が上回ることが確実」になったと報じた瞬間、大阪・市民交流会の事務所スペースで大型テレビを前に開票を見守っていた多くのメンバーから歓声が上がりました。圧倒的な力を持つといわれる「大阪市廃止・分割」構想を進める陣営に対し、市民がNOを突き付けた瞬間でした。しかも5年前よりも反対票数の差が上回る結果は、「市民交流会」に参加された多くの方たちはもとより、まったくの個人で反対運動を展開された人たちの必死の努力が実った結果だと思います。

様々な形で大阪維新の会の方向性・方針に疑問を持たれ、独自に活動されている方たちと、大きな枠組みで一緒に活動する場を作れないだろうか。そんな数名の有志の思いから「大阪・市民交流会」という任意の市民グループが立ち上がりました。

新型コロナ緊急事態宣言などの影響で、当初の予定よりは取り組みが遅れたものの、核となる参加団体に集まってもらい、それぞれがこれまでに活動されてきた具体的な運動の進め方を継続しつつ、こうした運動の経験が全くないという人たちに参加してもらう方向はないのだろうか。そのために必要な旗印、「統一テーマ」を参加者の投票で決めました。

それが、「都構想にもう一度NO!」というキャッチフレーズに決まった時は、維新の会やマスコミが「都構想」という言葉を使うたびに違和感を感じていた人も多い中で、「意外」に感じたものです。しかし、「都にもならない都構想」という5年前にも使い、ある意味「とんでもない構想」という中身の無い実体を表すには、逆にぴったりだったかもしれませんし、維新の会や今回賛成に回った公明党が「都構想」という言葉を使うたびに空疎で皮肉な響きを感じるようになりました。

共同代表の一人として「市民交流会」で今回の反対票運動にかかわった一人のブログとして今後、記録を残す意味でも書き綴りたいと思います。ただし、不定期で気が向いた時にというわがままをお許しくださいませ。
平松邦夫 (2020年11月24日)

お知らせ・活動情報

2020.02.17

ご無沙汰してしまいました。この間の大阪市廃止分割を「都構想」と呼ぶ人たちや、それに賛同する維新以外の政党まで出てくる中、11月に想定される住民投票ではいよいよ「維新の野望」実現へ動くかのような状況に思えます。

さぁ何ができるのだろうか。私を含め多くの人たちが前回住民投票の際に、維新の圧倒的な資金力と動員力を誇る「企て」をとん挫させた時と、現在の状況では何が変わったのだろうか。

基本に返ることからいわゆる「都構想」のトンデモなさを多くの人たちにわかってもらう方法はないだろうか。「大阪市廃止・分割」の実像を短くわかりやすく、多くの方に届ける方法はないだろうかと連日悶々とした日々を送っておりました。

その一つの結論として、今、はやりの「ユーチューブ」で発信しようと思い立ちました。とはいえ、ユーチューブCh.動画の撮影から配信、チャンネル登録と知らないことばかり。

作業をしていく中で、最近のネットメディア状況などの発達と簡便さに驚くと同時に、多くのマスコミが平然とネット動画を再送信している(それを特集しているバラエティまである始末)状態が普通になっている理由も少しわかりました。

私のユーチューブチャンネルタイトルは「毒まんじゅうCh.」です。
おいしそうに見えても食べると危険……そんな意味です。
いわゆる「都構想」…「大阪市廃止分割」にストップを‼

ユーチューブチャンネル「毒まんじゅう」の一回目動画です。

2019.12.02
来年予想される「大阪市廃止・分割」の住民投票では、前回の住民投票には投票権がなかった若い人たちが5年分増える。その人たちはこの間の「維新政治」をどう見ているのだろうか。
私たちが何故「大阪市廃止・分割」に反対しているのかという初歩的なスタンスを分かりやすく発信しなければ…。そんな気持ちに駆られている年末。「地方自治」を自らの手で放棄しようという人たちが言っていることの矛盾、欺瞞を具体的に広げる必要を感じている。
 
前回の住民投票では私個人の政治団体で集めた資金を使い多くのボランティアのご協力を得て、チラシ拡散、ポスティング、街頭活動を展開した。
今回は政治団体もなく、そうした活動はできないが、SNSを使った発信は可能だと思っているし、同じ思いの人たちとのネットワークも前回よりは広がっているはず。
 
前回の住民投票の際に私の後援会で作成し、投票100日前の2月7日、東住吉区で街頭活動を開始した際の「チラシ」です。今、法定協で具体的な協定書作りに入ろうとしていますが、このチラシ内容と大きく変わったのは5区→4区になったことくらいかな。藤井聡教授の不都合な七つの事実のうち、大事な部分は変わっていません。
 
こんな基本的なことを改めて発信する際に、どういった言葉が一番届くのか、是非皆さんのお力も頂きたいと思っています。
(*前回のチラシですので、日程とか細かい数字などは当時のものです)
2019.05.09

きたる6月22日(土)に「緊急検証 大阪市がなくなる」を出版された吉富有治さんをお招きし、出版記念講演会を開催することになりました。

著者の吉富有治さんは「大阪破産」(2005年)、「大阪破産第2章 貧困都市への転落」(2009年)、「橋下徹 改革者か壊し屋か」(2011年)「大阪破産からの再生」(2013年)、を著し大阪ウォッチャーとして活躍されております。
  

また、フェイスブックなどSNSを通じても大阪の現状に警鐘を鳴らし続けてこられましたが、所属されていた大谷昭宏事務所からこの春独立され、その第一弾の著書として「緊急検証 大阪市がなくなる」( 出版:140B 税込864円)を出されました。

吉富さん自身によりますと「①なぜ維新は選挙に強いのか、②反対に自民党大阪はなぜダメなのか、③維新とはどのような政党なのか等々といった本質的な問題をコラム風につづったものです。
ご存知のように、出版にあたってはこのフェイスブックで始めた「ヨシトミの毎日、ときどき隔日の随感」がきっかけといわれ、また「自分で言うのもなんですが、この本、ハッキリ言っておもろいです。ゲラチェックしながら内容に笑ったり怒ったり、あるいは感心したりと自画自賛。このあたりは全体を統一的に構成した編集者の熟練したワザだと感心した次第。巻末の対談も読み応えがあります。」(5月7日投稿FBより抜粋)といわれています。

公共政策ラボのセミナーや大阪を知り・考える市民の会の集会でもお世話になった吉富さんが、今の大阪の現状をどうとらえ、どう発信されるのか大いに楽しみにしておりますし、上記FB投稿にある編集者とは江弘毅さん、巻末対談というのは松本創さんという、これも私にとって親しい人たち。

今から読むのを楽しみにしておりますが、当日は本書の即売会もさせていただきます。どうぞお誘いあわせの上、お越しくださいませ。

日時;2019年6月22日(土)午後4時開場、4時半開始 午後6時半終了予定 定員100人
場所:NSビル9階 大阪市中央区谷町2丁目2-22 浪速産業本社ビル
参加料:公共政策ラボ会員は700円、一般の方1000円

お申込みはメールでお願いします。メールアドレスはhiramatsu.ppl@gmail.comです。
イベントページも立ち上げる予定で、懇親会なども考慮中です。それは後日ホームページ等でお知らせいたします。

NSビル外観

 

2019.03.12
TBSの「ひるトク」で大阪問題の大特集をやっている。しかし、政局の話ばかりに重点が置かれ、「面白おかしく」話を進めている。
大阪都構想の本質「大阪市を潰し・4つに分割するとどうなる」という話がここでも置き去りに。
 
「世界」の4月号に森裕之教授が「都構想・万博・カジノ」を寄稿されている。P177から内容を抜粋、編集させてもらうと以下のようになる。
 
森先生は、まず「財政効果」に触れる。
あの住民投票では府・市合わせて、年間2~3億円程度しかプラスにならない一方で、初期コスト680億、年間運営コストが15億発生。
今回の「構想」では府・市は140億円という財政効果の数字を示したものの、このすべてが二重行政とは関係ない民営化・民間委託・経費節減であ、そうしたものを除外した財政効果は「たったの4000万円」しかなく、大阪市(特別区)ではゼロ!と喝破。
ゼロに等しい、「効果」に対して新たな負担は大阪市(特別区)だけで初期コスト520億円、年間運営コスト24億円と試算されていることを紹介。
 
「大阪都構想」はもはや検討に値する代物ではないと結論。
 
マスコミは本質を伝えることから背を向けているのではないかとすら思ってしまう。
これまでの記事