公共政策ラボの今後について その4

2022.12.04

署名活動が始まったのは3月25日。この日はお昼から府庁前でスタートの集会。

大阪府知事の公印が押された「署名用紙」がようやく手もとに届いて、実際に道行く人に受任者もしくは請求代表者がお願いできることになったのですが、今まで街頭で署名活動の経験がある方でも、請求代表者は府下のどの地域でも集めることができるものの、受任者は自らの住んでいる地域で、その地域の方にしかお願いできないという条件が付いています。

府庁前の集会時にようやく届いた署名用紙にそれぞれの「請求代表者」が、まず自分の名前を書いたことが第一筆の署名となりました。TV局なども取材には来ていたのですが、残念ながら多くの人が目にするであろう時間帯での放送を確認できませんでした。

こうして始まった署名活動でしたが、最終的には目標を上回る署名を集められたものの出だしは「好調」とはとてもいえない苦戦が続きます。カジノについてはこれまでも街頭署名活動をそれぞれの団体や組織が取り組んでおられたことから、街頭で声掛けをしても「それは既に署名したよ」という反応や、国に申請を出した時点で「大阪カジノ」については実施方向が決まったのだろうという反応などが多く見られました。

署名自体の要件の複雑さや、受任者という聞きなれない言葉から「責任を持たねばならない」という反応があったのも予想されます。活動開始から3週間余り経った、4月17日に「事務局通信No.1」がHPに掲載されました。これがそのトップに出ていた数字などです。
なお、通信本文はこちら です。

この時点でまだ1割の署名しか集まっていなかったことから事務局では、思うような動きになるきっかけは何だったのか。次号で書きます。

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