嘘がまかり通る世の中か。2019年の初めにあたり
2019.01.08
既に2019年がスタートして1週間が経った。公共政策ラボのHPへの更新が滞っており、会員の皆さまにはお詫び申し上げます。
さて、新年早々安倍総理のNHK日曜討論での「嘘」がSNS上では騒がれている。ところが、テレビのニュースなどでこの発言を検証したり、何を根拠にこうした発言になったのかなど、いわゆるファクトチェックが現時点ではなされていない。
私たちの国は安倍晋三総理の嘘に慣らされてしまったのだろうか。記憶に強烈に残っているのが、2013年9月、東京オリムピック招致最終プレゼンで福島の状況を「The situation is under control」(状況はコントロール下にある)」という発言と、その後の釈明についてもネット上ではその酷さを指摘する声が数多く上がっていた。
「あの人は平気で嘘をつく人だ」「だれも信用しないよ」と思っていても、自分では立法府の長だと間違い発言を何度も繰り返しているのをみると、彼の本音は行政、立法ともに掌握していると思っているのだろう。今の自民党政権の危うさを、民主主義にとって危機的な状況だと感じている人がどれくらいいるのだろうか。アベさんの嘘という検索をかけるとネット上では山ほどの記事がでてくる。
閑話休題、今年は選挙の年、亥年は政局に激動が走る年だという話も伝わってくる。
大阪に目を転じると「維新の会」という政党ができて、知事も市長も、また議会までもが「維新のコントロール」の下で7年以上が経過した。自宅に、維新の市議から、選挙人名簿から抜き出したという注釈つきでDM郵便が送られてきた。彼らは既に選挙モードに入っている。
その中で、これだけのお金を施策に使う、使ったという「お金」の話ばかりが書かれており、大阪の教育現場の惨状など、一切関知せずという姿勢が伺える。この現状を覆すのは、まず4月の統一選で一人でも多くの維新の議員を減らすこと。公明党を足しても過半数に達しない状況を作り出してこそ、大阪の混乱に終止符を打てることは間違いない。
まず、今年の統一選でこうした動きを活性化させるために何ができるのかを考えて動き始めたいと新年に思う。