ユーチューバー奮闘記
2020.03.04
毒まんじゅうCH.立ち上げ続報
2月17日の夜にアップした「毒まんじゅうCh.」の第1回は視聴回数が1000を超えました。
ありがとうございます。
多くの方にすでに見ていただいているものの、何度も言いますが、音質の悪さから「わかりにくい」と感じられた方も多かったでしょうね。
元放送局の人間として、やはり画像品質や音質には気をつけたいという気持ちが、ひと一倍大きいものです。
第3回のアップからカメラを変えたりしてきましたが、先日ようやく「動画編集ソフト」を導入し、より分かりやすく見ていただこうと努力しております。
まぁ「公共政策ラボ」にとっては記念すべき第一作ですので、音質や字幕を入れてリメイクするという作業を、その編集ソフトを使ってトライしました。
改善前のリンクと今回作成した動画を見比べてもらおうという試みです。
ユーチューブチャンネル「毒まんじゅう」の一回目動画です。
字幕を入れ、音質を触った「毒まんじゅう」の一回目リメイク版。
かなり前に持っていたPCに付属の編集ソフトがあったのですが、作成に時間がかかることや、しょっちゅう「止まってしまう」などの経験から殆ど触っていませんでした。
しかし、流石に技術の進歩はすごいなぁと感じたのが、今回インストールした編集ソフトです。「毒まんじゅう」コンテンツが短いし、凝った編集も必要ないとはいえ、思っていた時間よりも遥かに短い時間で編集することができました。 是非、ご覧下さいませ。
そして、チャンネル登録をお願いします。 #毒まんじゅう#大阪市廃止分割
2020年初投稿は「毒まんじゅうCh.」
2020.02.17
ご無沙汰してしまいました。この間の大阪市廃止分割を「都構想」と呼ぶ人たちや、それに賛同する維新以外の政党まで出てくる中、11月に想定される住民投票ではいよいよ「維新の野望」実現へ動くかのような状況に思えます。
さぁ何ができるのだろうか。私を含め多くの人たちが前回住民投票の際に、維新の圧倒的な資金力と動員力を誇る「企て」をとん挫させた時と、現在の状況では何が変わったのだろうか。
基本に返ることからいわゆる「都構想」のトンデモなさを多くの人たちにわかってもらう方法はないだろうか。「大阪市廃止・分割」の実像を短くわかりやすく、多くの方に届ける方法はないだろうかと連日悶々とした日々を送っておりました。
その一つの結論として、今、はやりの「ユーチューブ」で発信しようと思い立ちました。とはいえ、ユーチューブCh.動画の撮影から配信、チャンネル登録と知らないことばかり。
作業をしていく中で、最近のネットメディア状況などの発達と簡便さに驚くと同時に、多くのマスコミが平然とネット動画を再送信している(それを特集しているバラエティまである始末)状態が普通になっている理由も少しわかりました。
私のユーチューブチャンネルタイトルは「毒まんじゅうCh.」です。
おいしそうに見えても食べると危険……そんな意味です。
いわゆる「都構想」…「大阪市廃止分割」にストップを‼
ユーチューブチャンネル「毒まんじゅう」の一回目動画です。
大阪市を廃止するための住民投票へカウントダウンか。
2019.12.02

あと一年。PPL(公共政策ラボ)は…
2019.11.18
宮本憲一先生へのインタビュー(再掲)
2019.10.07
去る2015年5月7日(住民投票の一週間前)に宮本憲一先生(大阪市立大学名誉教授、滋賀大学名誉教授)へのインタビューをさせて頂き、昔のホームページで公開した動画を再掲すると共に、宮本先生のお話の部分を文字起こししました。
来年の秋にもといわれる二度目の住民投票は、公明党の「賛成」への心変わりや、圧倒的な議員数を誇る維新の勢力により、「大阪市消滅」の危険性は遥かに大きくなっています。あのとき反対票をという運動をした私たちや多くの市民にとって、大阪市をなくすことが、大阪市民にとって本当に良いことなのかどうか。当時の記憶を呼び起こしながら、現在「法定協」で議論されていることの内容などを注視しなければならないと感じています。
この動画は3回に分けてアップしました。
その第1回「大阪市廃止は暴挙である」(8分)のリンクはこちらです。
動画は8分ほどですが、宮本先生のお話の部分のテキストを貼り付けますので、是非お読みくださいませ。
なぜ、大阪市廃止の住民投票は「暴挙」なのか
「大阪市とは歴史的に形成されてきた、日本あるいは世界に誇る大都市なんですね。
そして24のコミュニティを基軸にする区からなっている。そういう伝統を持っている都市なんですけれど十分な議論をしないまま、そして住民が全くその内容を理解しないまま大阪市を廃止するというのは、どう考えても私は暴挙だと思います。
例えばニューヨークや、あるいはミラノ、これを廃止してしまうんだといったら、おそらくニューヨーク市民だけではなくて、アメリカ国民が仰天しますよね。不思議なのはこの大阪都構想が出た時に日本国民全体が仰天しなきゃいけないはずだと思うんですね。
難波宮以来、形成されてきた日本を代表する大都市を、簡単に住民投票で廃止するっていうことしていいのかどうか。例えば京都市に私住んでるんですけど京都市の市民に京都市を廃止するぞというと絶対反対でしょ。近くの堺市でも反対したわけでね。当然自分たちが作ってきた自治体、そして歴史的な伝統があり、それぞれ生活関心や文化が確立している地域をですね勝手にその行政区域を変える、これは日本の悪い所ですよね。明治以来、何かあると市町村合併やるんですが、こんな無茶苦茶な国がないわけでしてですね。
やっぱり歴史的に作られてきた自治体というのは一種の生物みたいなもんですから、その生物の頭と手足を切ってしまって、それで別なものも作るって言えるかどうか。それは歴史の上でありえない世界で初めてくらい大都市をつぶす悪例だと思いますね。」
賛否拮抗と報じられる世論調査をどうみるか。
「確かに戦後の大阪府大阪市、この政治を見ますと、市民をして大阪市批判をする、そういう失敗っていうのがですね確かに繰り返されたこともあると思うんですね。ただ私はまあその戦後の大阪府、市の失敗を見ますとそれは戦前の大阪が思っていた誇りっていうものではなくて、東京の真似をする、東京を追い越したいという、それで作られてきた政策が多く、その失敗のせいだと思いますね。例えば大阪はもともと商都であり、かつ民生的な産業の多い地域で、ある意味では東京とは違い、自由な経済制度を持っていたんですけど、戦争の統制経済からでしょうねぇ。
東京の地位が上がってきて、かつ戦後占領軍の統制があって、そのまま権力の都である東京に経済力が集中していくという形になりましたね。
それで大阪の人たちはその後、東京に追いつけ追い越せという形で、例えば堺泉北重化学工業を誘致したんですね。あれは大失敗で非常に美しい関西随一の海水浴場があったり、住宅地域の美しいところを重化学工業地帯にしてしまって、これは全然地域経済に寄与しなかったんですね。もうすでに新日鉄なんかこれを止めてしまっていますし、それから公害の街としてしまったわけですよね。
その後その東京が筑波学園都市を作るんだというその真似をして阪奈学園都市を作ったんですけど、これは間違いで私はその頃そうじゃないんだと、大阪の一番いいところは集積なんだと。住まい地域にたくさんの産業や知恵を集めている。だからむしろその大阪市内の大学や研究機関を集積させるっていうのがね大阪の生き方なんですね。それを筑波学園都市の真似をしたものですから、あれは完全な失敗で、筑波はうんと国が金を投じましたけれども、大阪の場合には自分でやれという形になったから全然安定しないわけですね。
あるいはオリンピックを東京でやったからそれでオリンピックを誘致する、十分な配慮のないままそういうことを積み重ねてきているわけですね。今度は東京の真似をして東京都導入すれば東京都と同じように発展するって考えてるんですけど、これは完全な間違いで、東京都のように大阪都になったらじゃあ中央の官庁、例えば、経産省が来るかとか、あるいは財務省がくるかというとこんなことありえないです
都になったら国家の財源をくれるかということもありえないわけで、つまりそういうありえないことを、あたかも、都という言葉を使えば東京都と同じように発展する。あるいは東京にいっている本社が帰ってくるって、考えることが十分な分析をした政策論ではない、思いつきに過ぎないっていうと思いますね」
以上書き起こしでした。
参院選、「N国」がもたらすもの
2019.08.08
ネット選挙解禁になったことから、「諸派」扱いされる「N国」がとった戦術とはなにか。様々な選挙の現場を「国会に議席を取るため」を戦略とし、過激な発言や公職選挙法の裏をゆく「政見放送」のネット利用。従来の国民の代表となるべく切磋琢磨して、組織の協力を得、支持を広げるといった戦術が「陳腐」なものに思えるほど、徹底した「議員になるための戦術」が功を奏したわけである。
前後編を読んで、複雑な思いに囚われた。
主要メディアが取り上げることのない「諸派」の候補が表舞台に飛び出し、なおかつ、「政党要件」を満たすまでにとった6年間の行動は、「普通の市民」が国会をはじめ、地方議員などになるには「絶望的な高さのハードルを超える」ためのあざとさを通り越した手法であった。
読後の感想は決して愉快なものではない。私が批判し続けている大阪維新のあざとさと強さ、「殆どの大阪人が知らないだろう」人が堂々トップ当選する現実。
「選挙に行けば何とか現実を変えられる」と淡い希望を抱いていた人たちが、選挙に行くことすらせずに「寝て」しまい、一方で、「過激な発言」や「常識」というものとは真逆の言動を繰り返すことから、ネット社会で市民権を得、実際の投票行動に駆り立てる。
この間の政権与党の傍若無人ぶりなどから「あきらめ」の受け皿だと思って投票した人たちもいたはずだが、当選後の「政局」目当ての勢力拡大図などをどんな気持ちで見ているのだろうか。
NHKの受信料問題を云々したいわけではなく、「選良」だとか「国を代表する」だとか、本来の市民、国民の代わりに議会で将来、未来を考える人たちが増えることを祈るしかない気持である。