公共政策ラボ 会員募集再開!

大阪市の財政は?? 森裕之教授のまとめから

2019.04.03

・大阪市は財政が豊かだから、困っている大阪府の助けになるなら。
・都構想が大阪市から税金を召し上げる制度なら、大阪市以外の地域に恩恵があるかも。
・発展のためには夢洲開発、それも莫大な税がはいるIR(カジノ付き)が来るほうがいい。

こんなことを思っておられる方がおられるかも知れません。連続学習会の2日目、「財政のことを日本一わかりやすく話すことができる」と自負する立命館大学森裕之教授の動画はすでにアップしていますが、何度か見るうちに、特に最後の部分が上にあげた3つの点に答えをくれる5分ほどだと思い、動画を抜き出しました。

それというのも、前回の住民投票の際にも同じように感じて「賛成」する方たちがいたことを聞いたり、実際に反対票運動をしているときに意見をいただいたりしたからです。
昨日の投稿で今さら聞いたろ!「大阪都構想」というブログを紹介しましたが、その中にもこんなデータがありました。

起債許可団体になっている大阪府と、健全な財政運営をしている大阪市の比較を一見して分かるように引用されたものですが、これだけを見ると最初にあげた懸念を裏打ちするのではと心配になりました。

さて、森裕之教授の学習会は、資料の説明など詳しくしていただいたこともあり、あっという間に時間が過ぎ、気付いた森先生が、一気にまとめに入られました。その部分をじっくり見ていただきたいのです。大阪市も決して裕福な自治体ではなく、使い道が決まってしまっている予算の割合が非常に多いということと、もう一つは「母都市」であるということ。母都市という言葉は在任中に都構想のハシリが出たころに、反論する立場から何度も使った記憶がありますが、最初の2点目に大きくかかわってきます。中心の都市が衰退することによって何がもたらされるのか、大阪市が「大阪市」としてあるからこそ周辺の市町村から働きに来られ、また事務所を構えられ、そこで得られた収入が住んでおられるところの税収になり、その地域の発展に寄与するという簡単な図式です。単に制度を変える(大阪市をつぶし特別区に分ける)だけで発展するという無謀で根拠のない目論見に乗っていいのですか。

先生の動画から最後の部分です。4分46秒

なお、資料とともに全編をご覧になりたい方は連続学習会第2夜のページへどうぞ。

連続学習会第5夜 辻谷貴文氏

2019.04.01

元大阪市水道局職員で現在は全日本水道労働組合書記次長の辻谷貴文氏が最終日の講師でした。「水道民営化」の国の方向に危機を感じ、あらゆるチャンネルを通して問題点を指摘し続けてきた方ならではの生々しい話が満載でした。

動画はこちらです。

当日のパワーポイント資料です。

連続学習会第4夜 カジノの経済効果

2019.04.01

3月28日 連続学習会第4夜は阪南大学桜田照雄教授による「カジノの経済効果」です。

マカオのカジノの現状やカジノ業界の現状を写真を交えて紹介。巨額のお金が動く現実に驚かれる方も多いと思います。日本で禁止されていた民営賭博が解禁されることを喜ぶのは誰か。是非ご覧いただいて、「カジノの是非」を判断する材料にしていただければと感じます。

動画はこちらです。

桜田先生の資料はこちらです。

5夜連続学習会 No.3

2019.03.30

3月27日の連続学習会の動画です。

住友剛京都精華大学教授による「大阪の教育の喫緊の課題」のお話。
喫緊の課題…が多すぎて…。

多くの側面から「大阪の教育の現在」を浮き彫りにされた講座だと感じました。

こちらからご覧ください。

住友先生が紹介されたパワーポイントのデータはこちらです。

5夜連続学習会 No2

2019.03.30

3月26日の連続学習会動画です。

立命館大学森裕之教授ですが、最初に「私は財政のことを分かりやすく喋るのは人後に落ちないというか日本一だと思っている」といわれました。(動画の初めにあります)とっつきにくいという苦手意識は多くの人にあると思います。

当日の中継をご覧になった方からも、資料が手許にないのでなかなか理解できないというコメントも頂きました。編集のため森先生の動画を何度が視聴するうちに、最初のコメントがじわじわと浸みこんでくる感じがしました。解像度や編集の未熟さなどからまだまだデータ部分の引用が分かりにくいというご意見はあると思いますが、是非ご覧いただきたい思いです。
動画はこちらからご覧ください。

当日、森先生が紹介された資料はこちらです。
平成29年度決算書(大阪市)
資料1
資料2

 

5夜連続講座の記録

2019.03.29

「大阪を知り・考える市民の会」が3月25日(月)から29日(金)までの5日間、いつものNSビルで連続学習会を開いています。(今日が最終日)

第1夜元大阪市議、稲森豊さんの「夢洲は危ない!」に始まり、第2夜は立命館大学教授の森裕之さんによる、「大阪の財政」全体解説。第3夜京都精華大学教授の住友剛さんの「大阪の教育の喫緊の課題」。第4夜阪南大学の桜田照雄教授による「カジノは経済活性化につながるのか」、最終日の第5夜は全水道会館水情報センター事務局長の辻谷貴文さんで「水道民営化とコンセッション」

大義なき知事選、市長選を仕掛けてきた大阪維新の会に、これ以上大阪を壊されてたまるかという気持ちで、様々な発信をしてきたものの、なかなか届かないという思いは正直ありますが、その一方で彼らのやり方に対する批判も増えつつあると感じています。私の公共政策ラボも共催させてもらっていますが、既に4日間を終えて、本当に大阪が抱える問題点の多さと、それを市民がどう判断するのか、統一選挙も今日告示され、大阪市民は、4月7日の投票日に知事、市長、大阪府議、大阪市議の4種類の選択を迫られます。

「これだけは知って、投票に行こう!」というキャッチフレーズにすべての思いが込められたこのシリーズを私のホームページで動画を公開することで、さらに多くの人に今の大阪の状況を知ってもらいたいという思いです。動画の編集などほとんどやっていなかった私ですが、スマホの動画に当日の稲森さんの資料を重ねることはできました。解像度があまり高くなく、わかりにくいところもあるとは思いますが、全体的な「夢洲の危険性」については理解できると感じています。

第1夜 「夢洲は危ない!」の動画はこちらです。

稲森さんのお話の中で、沖積層と洪積層という地質のお話は殆ど初耳と言っていい内容でした。柔らかい沖積層と固い洪積層という認識だけだったのですが、最近の学説では洪積層も上の沖積層の重みや、その上の建築物等の重みで変形し、どこまで沈下するか分からないという埋立地の話は衝撃的でした。動画の6分ごろから、そのお話になります。

稲森さんの資料1(ワード原稿)
資料2

資料3
資料4

これまでの記事